子供達の日常からの気づき
親として子供と関わっているつもりでも、実際に目にしている側面はごく一部かもしれませんよね。
私も親として子供と関わる時間をなるべく持とうとしているのですが、やはり全ての面は見れません。
また、子供の全ての面を見ることが、必ずしも「いいこと」だとは考えていないですし、子供と自分は別人格なので、全てを見ていたとしても、全てを知ることはできません。
ただ、自分が知らない子供の一面を見ることで、ハッとさせられることもあります。
例えば、日中、自宅にいると、子供が学校から帰ってきたときの姿を見られることがありますが、「ただいまー!」元気よく帰ってきた際の、とてもすっきりした純朴な表情を見ると、こちらも心が洗われるようですし、ちょっと浮かない表情をしているのを見ると、親の知らない世界で苦悩しているんだな、とちょっと胸が苦しくなったりします。
こういった機会だけではないと思うのですが、普段、見ている子供達の側面が全てではないんだ、という当たり前のことに気づくことは、日常の他の場面でもとても役に立つのではないでしょうか。
パートナーに対してもそうですし、仕事で関わっている上司、部下に対してもそうかもしれません。
先入観で「いつもこうだよね!」とイライラしてしまうことで、自分の態度も頑なになってしまいがちですが、「本当は違うのかも」と思えるだけで、自分の態度も柔らかくなりますし、感じるストレスが軽減されたりしないでしょうか。
何事に対しても、「全てを知ることは難しく、色々な側面がある」と考えておくことが重要です。