人生を味わうブログ〜仕事と家族とお金から自分の人生を考える〜

誰もが「自分の人生を生きたい」と思っているにも関わらず、「自分の人生を生きている」と実感できる人はそれほど多くないのではないでしょうか。「自分の事は自分ではよくわからない」とは言いますが、日々の生活の中で向き合っている仕事、家庭、お金などの現実から、「自分はどういう人生を生きたいのか」を考えていきます。

周囲に寛容でありたい

皆さんはどれくらい周囲に寛容でしょうか。

 周囲に寛容じゃないと、つらいのは自分だろうな、と感じます。もちろん、政治的なことや日常生活のことは「○○が正しい」とゼロイチで決まることはほとんどありません。物事には色々な視点があるので、多角的に、優先順位を付けて、「まあ、こんな感じかな」と決まることもあるでしょうし、直感で決まることもあるでしょう。中には、自分の考えが正しいと信じて、同じ方向を向けない人とは決して折り合えない方もいますが、これを世の中的には「分断」と表現したりします。

 例えば、今の時点でも、COVID-19対策については、医学的に何が正しいかさえ定まっていない事も多く、医学的に正しいことが、実生活上においても正しいわけではないといった視点からの議論や意思決定がなされていない印象があります。

 仕事上で、自分のやり方や考え方が「正しい」と信じて、周囲が思い通りにならない事に対してネガティブな言動で反応し、様々なトラブルが耐えない人を時々見かけます。傍目に見ていると、周囲に混乱が生じているので、「あの人は面倒な人」といった見方をされますが、その人も世の中に対して相当にフラストレーションを感じているような印象です。

「お互い様」の世の中になればもっと生きやすいと感じますし、「じゃあどこまで譲るんだ」となると、ケースバイケースでしょうから、これまた難しい問題ですし、全てにおいて「私は私、あなたはあなた」となると冷たい感じがするのも確かにその通りです。

 世の中、多様性の重要さが叫ばれてもいますが、何のための多様性かというと、職場、社会、家庭など適応する環境によっても微妙に変わってくるでしょう。職場でいえば、企業体には役割があり、その結果として「利益を出すこと」が求められているのでそのための多様性、といった視点にならざるを得ないですし、全ての思いを叶えることは難しいので、多様性が重要であっても、何かは切り捨てなければなりません。

 何はともあれ、自分が辛くないようにしておくことは大切なので、そういった視点から、「寛容さ」を身につけられればよいのかな,と考えています。